2004 7月のお菓子しごと

初夏から夏にかけて小布施(長野県)で採れる杏をジャムに。
ジャムをつけて楽しめる全粒粉のビスケット。
かぼすの果汁と皮がたっぷり入った焼き菓子。
今月はこの3つをセットに作りました。
ビスケットは100円ケーキの本に載せたレシピでお砂糖を
黒糖から三温糖に変えたものです。
黒糖はモラセスの風味に似ているので普段はビスケットには
必須アイテムなのですが、ジャムに三温糖を使ったことと、
三温糖の風味は口の中で主張をしないからジャムの味を
引き立ててくれるかなと思って作りました。
カボスはもぎたて!新鮮な農薬の心配などまったくない
状態のものをたっぷり使用。カボスの風味にしたことに
反響があり、皆さんに好評だったのがうれしかったです。
そしてホワイトチョコレートのコーティング、
自分ではとても気に入ってしまい
教室でそのうちやろう」と、
そんなことを思いました。 


ぐるぐる模様、気に入ってしまいました。


うちではカボスを添えて。
生地はしっとりタイプ、バームクーヘンのような
ほんわかしたイメージかな。


シャーベット色にビスケットの茶色、やさしい
配色になりました。


朝から3回戦。夕方やっと出来上がりました。
夕方は空の色も杏色です。

 

毎年7月はフルーツ豊富できゃー!もうどうしようっ!!!!
などとにんまりと悩むうれしい大好きな月。
今年は1週目に杏が届きその翌週にルバーブが届き、
ブルーベリーが店先に並び、南国系の国産果物も続々と姿を
見せてくれました。
(マンゴーとかパイナップル、パッションフルーツなど)
生で食べてももちろんおいしいのですが加熱すると
うまみが増したり、酸味や甘味が引き立ったり・・・。
そこが楽しくてやめられない、
止まらない果物入りの焼き菓子作り・・・・。
そして大好きなジャム作りも一番楽しい季節ではないでしょうか。
こうやって入手したおいしい果物も一度に消費できないので
1年分の楽しみとしてフレッシュなうちにジャムにします。
たくさんできるので、贅沢に食べたり、人に差し上げたり
することができるのですが、最後の1瓶になった途端
急にもったいなくて食べられなくなります。
翌年新たに作って初めて最後の1瓶を開けることができます。
余談でした。

また、コンポートも大好きなので、杏などはコンポートにして
しっかり煮沸瓶に保存して1ヶ月は楽しみます。
ムースにしたりもできますし・・・。と実は忙しかった7月に
これだけの裏仕事をしっかり楽しめたってことは
体の調子が良くってよかったってことだなあと
思わずにはいられません。よかったな〜。